お知らせ
電子版 季刊誌「マクロビオティック ジャーナル」2025年秋号を発行しました
2025年夏号の特集は「老子とマクロビオティック ~今時代に求められる東洋哲学の神髄~」です。
西洋哲学から発展した物質文明は地球の隅々まで広がりモノや情報が溢れる一方、
行き先の見えない不安が社会を覆い、「生き方」を問い直す人が増えています。
そんな人たちに今、注目されているのが東洋思想や哲学です。その中でも「無為自然」を説いた老子の思想は、
現代のどうしようもない生きづらさから解放してくれるヒントに溢れています。
マクロビオティックもまさに老荘思想と易経を根底に持つ思想で、とりわけ桜沢如一は「老子好き」と言われ、
独自の陰陽論も老子の影響下にあったり、その著作の中には『老子道徳経』からの記述が頻出したりします。
今回の特集は、熊本・阿蘇でTAO 塾を主宰し、東洋哲学の探求者である波多野毅さんと本誌編集長高桑との対談に、
最近、老子を勉強し始めたというマクロビオティック クッキングスクール リマ講師の鎌田紘実さんがアシスタントに加わり、
これからの時代を生きていくための老子とマクロビオティックの思想について語り合います。
また、今号の「提言」のJOCA 日本オーガニックコスメ協会代表の水上洋子さんと「論考」の関西学院大学教授の二村淳子さんは、
数々の小説やコラムなどの著者物のあるプロの作家でもあります。
二村淳子さんの「桜沢如一『花の本』試訳と解題」は、アカデミズムに桜沢を押し上げる重要な研究となります。
そして、「海の向こうから」は、今号から4回連載で、フランス在住でマクロビオティック活動を行う宇田川喜久江さんに
パリを中心としたフランスのマクロビオティックの現状をレポートしてもらいます。今号も盛りだくさんの内容となっています。
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