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春の養生

暖かい陽の光を感じる時間が徐々に増え、春の兆しを感じ始めました。ウキウキする反面、毎年この季節に起こる不調に、もう憂鬱になってしまっている方もいるのでは。

 

春は、トラブルが出やすい時期。なぜ不調が起こりやすいのか? と身体を気持ちよくいたわるための方法を、クッキングスクールリマ専任講師の櫻井裕子先生に伺いました。

 

 

マクロビオティック・春の養生


マクロビオティック

春は一年の始まりです。春という季節は、立春の2月4日から始まり、春分(3月20日・21日)を過ぎ、立夏(5月5日・6日)の前日までになります。まだ寒い日もありますが、冬至の頃よりもぐっと日が長くなってくるのが体感できるでしょう。

 

陰の極み(極陰)の冬の中に、少しずつ陽性のエネルギーが入ってきて、陰陽の調和がとれると暖かい春がやってきます。春風とともに寒さが和らぎ、氷が溶け始め、木々は芽吹き、冬ごもりをしていた虫や動物が動き始める時期です。春の自然界は、陰が消えていき、陽の気が多くなり、全てのものの伸びやかな成長が促進されます。

 

自然の一部である人間も、心身共にのびやかな目覚めを迎え、冬に働きが鈍っていた細胞や組織が活性化され、新陳代謝が活発になります。

 

 

春はいろいろな不調が出やすい季節


春は、寒かった冬から暑い夏に向けて身体をととのえていく大切な時期です。新陳代謝が活発になる分、身体に負担がかかりがち。そのためトラブルがでてきやすい季節でもあります。

 

「普段は気にならないのに、春ごろになると急に…。」と、思い当たることはありませんか? そうしたトラブルの予防のためにも、冬の間に溜まった老廃物を体外へ排出していくことが大切。不調にならないように、身体の働きを助ける食生活を心がけるとよいでしょう。

 

春の暮らし方


心身ともにゆったり、のんびり、リラックスを心掛けるようにしましょう。深呼吸をしたり、ストレッチや散歩、自然を身近に感じて開放感を感じてみるのもよいですね。早起きをして朝日を浴び、陽の気をたっぷりと身体に取り入れましょう。

 

春は暖かさと寒さが入り混じった季節なので、油断して風邪をひきやすい季節です。冷えに注意して、一枚上に羽織るものを持ち歩いたり、スカーフを首に巻くなどして寒さ対策をするとよいでしょう。

 

また暴飲暴食、多量の飲酒は避け、よく噛んで胃腸への負担を減らしましょう。夜更かしをせず、早寝早起きを心掛けましょう。また、この時期は新しい環境に変わることが多いので、日常生活の中でなるべくストレスをためないように意識することも大切になります。 

 

 

春の食材


マクロビオティック

 

春を心地よく過ごすためには、陰性の「外に向かって広がる、ゆるむ、上に向かう」というエネルギーを身体の中に上手に取り入れていく必要があります。例えば、上へ上へと伸びて育つタケノコや麦(小麦、大麦、ハト麦、丸麦など)、新玉ねぎや春キャベツなどの瑞々しい春の野菜、もやしやカイワレなどの芽野菜、よもぎやふきのとう、タラの芽などの苦みのある、生命力の強い野草など、旬のものを献立に取り入れるようにしましょう。極陽の動物性食品や、強すぎる塩気は控えるように。

 

春のお野菜のほろ苦さは冬に溜まった老廃物の排出を促します。また、春の暖かさが感じられるようになってきたら、お酢や梅干し、レモンなどの柑橘系の果汁、イチゴなどの酸味を上手にお料理に取り入れるようにしましょう。

 

また調理法としては、身体から不要なものを排出する機能を持つ肝臓に、過度な負担がかからないようにするため、油を控え、蒸す、茹でる、ウォーターソテーなど、瑞々しく春を感じさせる方法をおすすめします。

 

よもぎ茶

飲み物は、マクロビオティックでは普段から三年番茶をおすすめしていますが、食材同様、季節や体調に合わせて、美味しいと感じるものを選んでみてください。

 

春は、はとむぎ茶、すぎな茶、よもぎ茶がおすすめ。それぞれ味に特徴があって、パワーを持っていて、身体をやさしく調えてくれます。

お好みで選んでくださいね。

 

 

春の養生レシピ


 

春のちらし寿司

春のちらし寿司

 

はとむぎ入り玄米ごはん

はとむぎ入り玄米ごはん

 

押麦のホットサラダ

押麦のホットサラダ

 

よもぎのあんこ入り蒸しパン

よもぎのあんこ入り蒸しパン

 

季節に合わせて、過ごし方、食材や食べ方を変えて、心地よく身体を調えるのが、マクロビオティックです。
ぜひ実践してみてくださいね。

 

 

2022年2月22日 公開

2023年3月7日 リライト

2024年3月27日   リライト