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非常食を見直そう
いつ身近で起こるかわからない自然災害。特別な用意をして押し入れにしまい込んでしまうよりも、普段の生活の中に組み入れて、日々できる備えをしてみませんか。
ライフラインが止まったときに困るのが、食事。常温保存OKの食料をストックしておくと安心です。ポイントは『ローリングストック』。ストックした食料をふだんの食事で消費して、新たに補充することを繰り返していきます。こうすることで、いざというときも賞味期限前の状態を保てます。
どんな食料を備えておこう?
非常時にも手軽に食べられる、レトルトカレー、乾ラーメン、パックごはん、フリーズドライスープ、ロングライフパンなどを活用しましょう。
意外に便利なのは、粉末だし。調味にもスープとしても使えます。そして食事にもおやつにもなるパンケーキミックス。水だけでも美味しく作れるものがオススメです。
2022年3月に発売された、「オーサワの有機野菜を使ったポタージュ」は、災害時には摂りにくい野菜を、美味しく補うのに役立ちます。
他にも、干し野菜、ドライフルーツ・ナッツなどの乾物、パックの飲料なども備えておくと、ミネラル補給に役立ちます。
水は、一人一日3リットル×3日分
水の確保も大切。一人一日3リットル×3日分の水が適量といわれています。こちらも期限が切れる前に飲んで、新しいものと取り換える習慣を持ちましょう。生活用水をポリタンクに入れておくのもオススメです。
HOW TO ローリングストック
<ローリングストックのやり方>
1.好みの食品をストックする。
2.食材の賞味期限をときどきチェック。(パッケージに油性ペンなどで大きく書いておくとチェックが楽になります)
3.期限切れになる前にふだんの食事に使って、新しいものをストックする。
箸などのカトラリー、ティッシュやウェットティッシュなど、食事の際に必要なものもそろえておきましょう。
加えて、マウスケア用品、生理用品、ドライシャンプーなどのケア用品も、使い慣れたものをまとめておくと、いざというときに便利。お子さまがいる方はサイズの合うおむつやおしりふきなども忘れずに。
非常事態には、不安になるもの。防災バッグには、食べなれたもの、使い慣れたものを入れておいて、少しでも安心につながるように。
日々の備えが、明日をつなぎます。この機会に、見直してみませんか?
(2022.3.7リライト)