特集
里山の自然と季節のひとしな 二十四節気だより
~立夏・小満~
2023年4月から1年間、オーサワジャパン公式Instagramで連載し好評だった「里山の自然と季節のひとしな 二十四節気だより」。
「あわ里山ごはん るんた」主宰 米山美穂さんから届く、四季折々の自然や作物とお料理は、季節を感じて、健やかに、心豊かに過ごすためのヒントになります。
●米山美穂さんプロフィール
マクロビオティック クッキングスクール リマ 師範科 修了。
千葉の安房へ移住し、自然とつながった暮らしをしながら、穀物と地元の新鮮な旬のお野菜のお料理(完全予約制)や料理教室、ケータリングの「あわ里山ごはん るんた」を営む。
立夏<りっか> 5月5日ごろ
春から夏への土用が明け、暦の上では夏がはじまります。
里山では、木々の新緑が青さを増し、水が張られた田んぼではカエルが大合唱。
風もさわやかで、すごしやすい季節なので、アウトドアで自然を楽しむのにちょうどいい時期です。
今が旬のアサリを採りに潮干狩りなどもオススメ。ただし、日差しは意外と強いので、紫外線対策もお忘れなく。
立夏の一品はこちら <ソラマメの天ぷら>
小満<しょうまん> 5月20日ごろ
小満とは、陽の気が増してきて、いのちのエネルギーが天地に満ちはじめる頃。柑橘類や栗、柿の花なども咲き始め、その甘い香りに引き寄せられるように、虫たちの活動もどんどん盛んに。「麦秋」とも言われ、麦の穂が塾し、黄金色になって、収穫を迎えます。小満をすぎると梅雨に向けて一気に湿度も増してくるので、今のうちに冬物を整理したり、お部屋を模様替えなどしておくといいでしょう。
小満の一品はこちら <もちキビグリンピースごはん>
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次回は「芒種・夏至」、6月頃にお届けします。
どうぞお楽しみに。