特集
里山の自然と季節のひとしな 二十四節気だより
~小暑・大暑~
2023年4月から1年間、オーサワジャパン公式Instagramで連載し、好評だった「里山の自然と季節のひとしな 二十四節気だより」。
「あわ里山ごはん るんた」主宰 米山美穂さんから届く、四季折々の自然や作物とお料理は、季節を感じて、健やかに、心豊かに過ごすためのヒントになります。
●米山美穂さんプロフィール
マクロビオティック クッキングスクール リマ 師範科 修了。
千葉の安房へ移住し、自然とつながった暮らしをしながら、穀物と地元の新鮮な旬のお野菜のお料理(完全予約制)や料理教室、ケータリングの「あわ里山ごはん るんた」を営む。
小暑<しょうしょ> 7月6日頃
陽の極まり「夏至」を過ぎましたが、大地や海に溜め込まれたエネルギーが放出され始め、暑さの本番はいよいよこれから。
この次に来る「大暑」と合わせた約1か月が「暑中」と呼ばれ、お中元や暑中お見舞い、地域によってはお盆の行事も行われます。
梅雨明けも間近ですが、集中豪雨なども多くなるとき。高い湿度と急激な気温上昇で、体調を崩しやすい時期なので、冷たいものの取り過ぎには要注意です。
小暑の一品はこちら <とうもろこしごはん>
大暑<たいしょ> 7月22日頃
その名の通り、暑さが最も厳しいとき。海水浴、花火、盆踊り……と、夏の風物詩が満載で心も踊ります。
ちょうど土用期間とも重なって、夏バテしやすいときですが、夏野菜のぬか漬けなど発酵食品や塩味、酸味のあるものをとり入れ、時には熱いお茶を飲んで代謝を促しましょう。
暑気払いには甘酒もおすすめです。「大暑」の終わりと共に土用が明けると、暦の上ではもう秋になります。
大暑の一品はこちら <彩り夏野菜の揚げ浸し>
===
次回は「立秋・処暑」、8月頃にお届けします。
どうぞお楽しみに。