特集
里山の自然と季節のひとしな 二十四節気だより
~寒露・霜降~
2023年4月から1年間、オーサワジャパン公式Instagramで連載し、好評だった「里山の自然と季節のひとしな 二十四節気だより」。
「あわ里山ごはん るんた」主宰 米山美穂さんから届く、四季折々の自然や作物とお料理は、季節を感じて、健やかに、心豊かに過ごすためのヒントになります。
●米山美穂さんプロフィール
マクロビオティック クッキングスクール リマ 師範科 修了。
千葉の安房へ移住し、自然とつながった暮らしをしながら、穀物と地元の新鮮な旬のお野菜のお料理(完全予約制)や料理教室、ケータリングの「あわ里山ごはん るんた」を営む。
寒露<かんろ> 10月8日頃
いよいよ秋も深まってきました。空気の澄んだ秋晴れの日が多くなり、まさに行楽シーズン到来。夕焼けや星空や月夜も美しく、秋の夜長を味わえるのもこの時期の楽しみです。天高く、馬肥ゆる秋でもあり、ついつい食べ過ぎてしまいがちなので要注意。21日からは秋から冬への土用期間に入るので、適度な食事と運動で代謝を高め、この後の本格的な寒さに今から備えておきましょう。
寒露の一品はこちら <栗の醤油煮>
霜降<そうこう> 10月24日頃
朝晩の冷え込みが本格的となり、いよいよ露が霜へと変わる頃。北国や山間部では初霜が降り始めます。寒さとともに、山が少しずつ色づいていく“山粧う(よそおう)”美しい季節でもあります。この時期はサツマイモや里芋、ゴボウやレンコンなど、体を温めてくれる根菜類がおすすめ。土用が明けると、いよいよ暦では冬。体を外からも中からも温めてお過ごしください。
霜降の一品はこちら <柿とりんごのクランブル>